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第7回 オーシャンフェスタ館山 大盛況
2日間にわたるイベントの参加者は、のべ400人以上!
2013/07/24

The 7th OCEAN+FEST TATEYAMA

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今年で7回目を迎え、
地元の風物詩ともなった「オーシャンフェスタ館山」。

子どもから大人まで、
運動不足気味の人から、オーシャンアスリートまで
誰もが海とビーチを楽しんだ様子を、
イベントを主幹した館山SLSCメンバーにレポートしていただいた。(LSweb編集室)




写真提供=館山SLSC




今年も3カテゴリーで開催

LSweb 6月15日(土)、16日(日)、今年で7回目を迎えるOCEAN+FEST TATEYAMA(オーシャンフェスタ館山)が、千葉県館山市の北条海岸にて館山サーフライフセービングクラブ主幹の元、開催された。

 子どもから大人まで参加できる海のイベントは、夏前の恒例イベントとして地元館山に定着。千葉、そして県外から合わせて子ども約150人、大人累計約280人が参加し、大変盛り上がった。

 イベントは、アスリートのチーム戦で競われるエリートの部、チーム戦、個人戦のある一般の部、そして小学生以上が参加できるジュニアプログラムの3つのカテゴリーで開催された。



ジュニアの部

LSweb 海開きを目前にひかえ、梅雨空で雨がパラつくコンデションの中、県内、近県から約150人の子どもたちが参加した。

 館山SLSC代表の飯沼誠司と、同クラブメンバーであるシドニー五輪銅メダリスト中尾美樹による指導で、小学生を対象にした水辺の事故防止や危険回避の講義、水泳教室などを合わせた体験プログラムも開催された。

 プログラムのなかで、飯沼代表が「だれかが海でおぼれている!」と突然はじまったレスキューの救助実演では、子どもたちに緊迫する空気が流れ、実演が終わるころには子どもたちのホッとした顔と拍手と歓声で会場が湧いた。

 午後からは、各学年に分かれて「ラン・スイム・ラン」「ニッパーボードレース」「ビーチフラックス」を行った。
 
 身体に砂がつくのを嫌がったり、寒いから入りたくないと言っていた子どもたちも、レースとなると空気が一変。真剣な子どもたちの表情に、親たちの声援も熱かった。LSweb

 ビーチ相撲では、初めて実物のお相撲さん(大岩戸関)を見る子どもも多かったようだ。
 
 最初はよそよそしくしていた子どもたちだが、力士1人と子ども5人で相撲対決をすると、押し倒されても立ち上がって何度も力士に立ち向かったり、チームプレーで力士を追い払ったりと、砂だらけになりながらがんばった。そんな子どもたちの笑顔に、会場の盛り上がりは最高潮に達した。

 参加者全員にお菓子の詰め合わせが、入賞者には協賛いただいた各スポンサーより抱えきれないほどの商品が渡され、みんな笑顔で帰っていった。


エリートの部

LSweb  “OCEAN+Z 7”(オーシャンズ7)と呼ばれるエリートの部は、4人1チーム(内女性1人)で競うチーム戦だ。今年は14チーム、56人が参加。ライフセービングに関わる学生主体のチームが多く参戦した。
 また今年は、歴代最多3回の総合優勝を誇る、鈴木一也率いる“Strong Heart”チームが不参加ということもあり、どのチームが優勝するかに注目が集まった。

 アウトリガーカヌー、ビーチリレー、ビーチ綱引き、オーシャンズリレー、オーシャンズサバイバルの計5種目で争われ、瞬発力、持久力、チームワークの総合力が試される戦い。
 ライフセービングだけにこだわらない、ラン、スイム、漕ぐ、そして綱引きなどのパワー競技があり、盛り上がったレースが繰り広げられた。

 全種目が終わり、白熱した今年のOceans+Z7を制したのは、トップクラスのライフセーバーが集結した“Za+costes”(ザコステス=飯沼誠司、青木将展、西山俊、篠郁蘭)。
 見事、初優勝を手中に収め、館山市長より館山市長杯と副賞を受け取った。今年は15社を超える協賛企業がこのイベント支援しており、優勝チーム全員には特別協賛企業からハワイ航空券というビッグプレゼントもあった。

一般の部

 2日間にわたり開催された一般の部も、地元の参加者が多く予選があるほどの賑わいだった。

 LSweb毎年、アスリートの部に引けをとらないチームが揃う一般の部では、館山SLSCジュニアのお父さんお母さんたちも、子どもより楽しんで参加していた。
「普段は子どもに競技のアドバイスはするのに、いざ自分がやるとなるとできないんだよねぇ」と照れ臭そうに言う親もいた。

 初日のビーチ綱引きは毎年参加しているチームも多く、みんなコツをつかんでいる。綱を引いたら両者が寝そべって天を仰いでふんばるスタイル。どちらも譲らず会場は息をのんだ空気に包まれる。優勝チームは年齢や体格もあるが、やはりチームワークでの勝利だった。

 選手が顔面砂まみれでフラックを取りあったビーチフラッグスは、会場が笑いの渦となった。女子の決勝戦は主婦と高校生との対決となり、両者スタートから素晴らしいスプリントで会場を沸かした。
 優勝者には協賛企業からマウンテンバイクが送られた。

 2日目のビーチリレーは小雨が降る中で行われた。1チーム3人、1人が400mを走るチーム競技には、約15チームがエントリー。北条海岸を駆け抜けた。
 会場の声援を浴びながら選手はバトンをつなぐ。いつもはアスファルトで走っているが砂浜だと思っているほど足が上がらないし、距離を感じると言う選手もいた。

 北条海岸は鏡ヶ浦といわれるほど穏やかな海。今回も競技の合間にアウトリガーの試乗会もおこなわれた。選手たちのほかにキッズの保護者など沢山の人が試乗していた。なかには購入交渉している大人もいた。

 最終競技のビーチ相撲では、大人と大人がぶつかり合って真剣に相撲を取る姿に、会場がどっと沸き、盛り上がりを見せた。

 誰もが認める素敵な商品、独自の種目、そして多くの人が参加できるイベント「オーシャンフェスタ館山」。館山SLSCにとっては、夏前にチームワークを発揮する大きな行事だ。
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 来年も工夫を凝らした楽しいイベントを開催していきますので、ぜひご家族、仲間と参加してください。クラブメンバー一同お待ちしています! 【文責=後藤隆明、津嶋貴子、堤容子(館山SLSC)】










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