RESCUE2012

大会直前 レスキュー2012情報 その5
総合優勝を狙うニュージーランドチーム
2012/11/06

Rescue2012 Preview Vol.5

 いよいよ明日からレスキュー2012が始まる。
 日本代表は午前中にプールで、午後から海での最終調整を行い、明日の本番に備えた。

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 午前中、日本代表と同じ時間にプール調整を行っていたのが、1998年以来の世界王者を狙うニュージーランドチームだ。スコット・バートレット監督にプールサイドで話しを聞いた。LSweb

——チームの調子はいかがですか?

バートレット監督(以下、バートレット):今回はケガ人も今のところ出ていないし、良い調子で仕上がっていますよ。

——目指すはワールドチャンピオンですよね?

バートレット:もちろんです、そのために頑張ってきましたからね。6年計画ですよ。6年がかりでチームをここまでにしました。いやぁ、がむしゃらにやりましたし、大変でしたよ。

——前回のエジプト大会では、オーストラリアに僅差で敗れましたね。今回はどこを強化してきたのでしょうか?

バートレット:プール競技を得意とする選手を土台に、サーフ競技の強化を徹底してきました。ボードやスキーといったクラフト系は、特に力を入れて強化しましたね。もちろん、ビーチも強いですよ。

——6年がかりでチーム作りをしてきたということですが、代表選手の選抜はどのようにしているのですか?

バートレット:ニュージーランドでは1年間に4つの大きな大会があります。その4大会の結果を基準に選抜しています。オープンクラス(A代表)に参加する選手たちは、学生と社会人が半々ぐらいでしょうか。メンバー決定は今年の6月。それから半年間にわたって、チームで練習を続けてきました。LSweb

——ユースメンバー(B代表)も基本的に同じ選考方法ですか?

バートレット:そうです。練習はオープンクラスと合同でやることもありますし、別々にやることもあります。オープンクラス同様、ユースチームがオーストラリアのユースとどんな戦いをしてくれるのか、とても楽しみにしています。

——そろそろオーストラリア以外の国が頂点に立つところを見たいですものね。

バートレット:それは私も同じですよ。お互いに頑張りましょうね。

 国際ライフセービング連盟(ILS)が主催するようになってから、レスキューシリーズでオーストラリアを破ったことがあるのは、隣国であるニュージーランドだけ。今回はオリンピックスイマーもメンバーに加わっている。
 黒いユニフォームに身を包むキーウィ軍団と、黄色と緑がトレードマークのオージー軍団の戦いはいかに……!



文・写真=LSweb編集室