2011年3月11日14時46分に発生した東日本大震災から10年。死者・行方不明者2万2000人(2021年3月10日現在。関連死含む)のうち、地震で犠牲になった方の90%が津波によって命を落としている。
津波の被害を少しでも減らすことを目的に、昨年、気象庁が制定した「津波フラッグ」が赤と白の格子模様の旗だ。音声や無線放送に加え視覚でもいち早く避難情報を伝達するために定められた。海岸や水辺でライフセーバーなどがこの旗を振っているのを目にしたら「津波が来る!避難!」と覚えて、素早く行動しよう。
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この旗は船舶同士が海の上で交信する時に古くから使用されている世界共通の国際信号旗の一つ「U旗」と同じだ。国際信号旗は40種類あり、単体または2枚、3枚と組み合わせることでさまざまな意思を伝えることができる。
「U旗」単体の一文字信号は「あなたは危険に向かっている」という意味だが、「U旗」と「W旗」の二文字信号は「安全な航海を祈る」という意味になる。またセーリング競技(ヨットレース)などではスタート時に運営艇がこの旗を揚げる場合もある。海上または沿岸で赤と白の格子旗「U旗」を目にした時は周囲の状況も観察し、危険を感じたらすぐに避難を心がけてほしい。
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新種目、続々登場
来月16、17日の2日間、千葉県館山市の北条海岸で、館山サーフクラブ恒例のファンイベント「OCEAN+FEST TATEYAMA 2018」が開催される。
12回目となる今年は、初日の16日(土)に中学生以上なら誰でも参加できる「アウトリガーカヌー(3人1組)」と「スタンドアップパドル(個人)」のファンレースが行われ、2日目の17日(日)には水辺の安全を守るライフセーバーたちがオーシャンアスリートNo.1を競う「OCEAN+Z12」、そして今回初登場の初心者を対象とした「ライフセービングチャレンジ」などが行われる予定だ。
エリートアスリートが集まる「OCEAN+Z12」は4人1組(必ず1人以上の女性アスリートが含まれること)のチーム戦。泳いで、走って、漕いでといった真剣勝負のリレー種目のほか、“ビーサン飛ばし”といった新種目も導入され、今まで以上に盛り上がりそうだ。
定員は20チーム。人気競技なので、参加希望者は早めのエントリーをお忘れなく。
「ライフセービングチャレンジ」は、パドルボード、スイムラン、ロングビーチフラッグス(20mの折り返しコース)の3種目のうち2種目を選択して競うもの。ジュニア(小学生)、ユース(中学生)、フレッシュマン(15歳以上、ライフセービング歴2年以下)、そしてマスターズ(35歳以上)の4クラスで行われるので、ぜひこの機会にライフセービング競技を体験してみよう。
また17日には、小学生とその保護者を対象とした「親子ニッパーボード&ランリレー」も行われる。パパ&ママ・ライフセーバーの皆さん、我が子と一緒にチャレンジしてみてはいかが?
両日ともSUP、ニッパーボード、フラダンス、ヨット(17日のみ)の体験会もある充実の「オーシャンフェスタ館山2018」。パトロールシーズンに入る前に親子で、仲間と一緒に参加し、大いに盛り上がろう。
エントリーはこちら。エントリー〆切は6月11日(月)。
神奈川県藤沢市の片瀬西浜海岸沿いにある「新江ノ島水族館」では、7月16日〜12月25日の期間「ナイトワンダーアクアリウム2016〜月光に漂う水族館〜」と題したスペシャルイベントを開催している。
館内のいたるところで3Dプロジェクトマッピングとのコラボレーション展示が見られるこのイベントは、17〜20時の夜限定の特別展示だ。
“えのすい”の愛称でライフセーバーにも馴染み深い新江ノ島水族館は、相模湾の生態系を再現した「相模湾大水槽」や、クラゲの展示が充実した「クラゲファンタジーホール」など、身近な海の様子やそこで暮らすの生物を間近で観察できる貴重な場所。
ガードが終わった後でも間に合うので、夕涼みがてらに行って見るのもいいだろう。夜の水族館は、昼間の海水浴場とは一味も二味も違って実に神秘的で、改めて海へ思いを馳せることができそうだ。
★☆NIGHT WONDER AQUARIUM2016☆★ 新江ノ島水族館 場所:神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1 期間:7月16日から12月25日 時間:17:00〜20:00 入場料:大人2100円、公庫生1500円、小中学生1000円、幼児(3歳以上)600円 | ||
新年度が始まり、早3週間。学生ライフセーバーの皆さんは、新入生勧誘に忙しい日々を送っていることでしょう。
新社会人ライフセーバーの皆さんは、早起きに慣れたころかな?
間もなくゴールデンウイーク、大型連休が過ぎるとパトロールシーズンまであっという間。全国各地でライフセービングに関する様々なイベントが開催されることと思います。
しかし、そのすべてを編集室スタッフだけで網羅するのは大変難しいのが現状です。そこで、クラブ主催の講習会情報、イベント告知、ローカルレースレポートなどなど、皆さんの身近なライフセービング情報をLSweb編集室までお寄せください。
写真5〜10点(もちろん、デジカメやスマートフォンで撮った写真でOK)と文章・レポート(文字量は1,000〜1,500字程度。400字詰め原稿用紙で3枚前後ぐらい)がおおよその目安です。「もっと書けるよ〜」って人は文字数など気にせずどんどん書いちゃって下さい。
寄せられた情報は、ボリュームや速報性などを加味してウェブ、またはフェイスブックやツイッター経由で掲載していきます。ライフセーバー同士の交流が広がり、水辺の事故が少しでも減がりますように、皆さんからの情報を心よりお待ちしています。
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