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ボード用のエルゴマシンが日本上陸!
自分のパドリングを科学的に分析するチャンス
2013/05/16

全日本プール選手権会場で体験可能!

LSweb
エルゴマシンとは、スポーツジムに設置されたエアバイクやローイングマシンのように、ある特定のスポーツと同じような動き・負荷をかけることによって、実際にスポーツしているのと同じような状態を作り出し、運動者の体力測定やトレーニングを行う器具の総称だ。

そのエルゴマシンのボード版が日本に初上陸した。


文=LSweb編集室
写真提供=(有)ボヤンシー





カヤックプロ社の日本総代理店が誕生

 天候に左右されずに効率的な練習ができ、科学的なデータも得られるエルゴマシンは、いまやトップアスリートのトレーニングに欠かせない道具だ。ボート向けのローイングエルゴや、カヌー/カヤック向けのパドリングエルゴなどは、各国の競技団体が推奨するトレーニング器具。もちろん日本のアスリートにも愛用者は多い。

 LSwebカヌー競技のイギリス代表として5回オリンピックに出場した、グレイソン・ボーンさんは、自身の経験からカヌー用のエルゴマシンを開発、「カヤックプロ」というブランド名で世に送りだした。
 同社のエルゴマシンは、アテネ、北京、ロンドンと3大会連続でオリンピックの公式サプライヤーにもなっている。

 そのカヤックプロ社が、サーフライフセービング・オーストラリアとともに開発したのが「SLSパドルボードエルゴ」だ。カヌー版で定評を得ている負荷装置に、水上にいるかのようなリアル動きをするプラットホームを組み合わせたマシンは、そのままでも、またプラットホーム上にボードを設置しても使用可能。ディスタンス系、スプリント系どちらのトレーニングも最適だ。

 このエルゴマシンの存在を知り、日本でも紹介・普及させようと考えたのが、下田LSCの宮部周作さんと、熱川LSCの井藤秀晃さんを代表とする4人のライフセーバーたち。すでにカヤックプロ社と日本総代理店契約を結び、1号機を輸入した。

「試乗した最初の感想は、プラットホームの動きがかなりリアルだということです。私の場合、海で長時間パドリングし疲れてくると、右側に落ちるクセがあるのですが、エルゴマシンでも同じように、だんだん右側に傾いてくるのが分かります。トレーニングはもちろんですが、指導者が間近で見て、フォームの矯正などもできるのがエルゴマシンの優れているところなのだと、改めて感じました」(井藤さん)

LSweb「カヌーやローボートのエルゴマシンでは、数台をコンピューターに繋げて大会も行われているそうです。どうせトレーニングするなら楽しくやりたいですから、将来的にはそんなイベントもやってみたいですね」(宮部さん)

 日本に初上陸したパドルボード用エルゴマシン。宮部さんたちは都内にジムも立ち上げ、今後、本格的に運用を開始していく。その手始めとして、今週末に行われる全日本LSプール競技選手権大会会場に展示ブースを設けることが決まっているので、興味があるライフセーバーの皆さん、会場で試乗してみはいかがだろう。


◎問い合せ(日本):(有)ボヤンシー
LSweb





URL:https://www.facebook.com/SLSPaddleBoardErgoJapan
Email:info@buoyancyltd.com








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