日本のセーリングを統括する公益財団法人 日本セーリング連盟(JSAF)の外洋安全委員会では、セーラー全般に向けて、2012年9月1日（土）から9日(日)まで、秋の安全週間を実施する。

　この取り組みは、セーリングシーズンとなる春と秋の年2回、セーラーへの安全意識を高めるとともに、落水事故などの海難事故防止を図るために、今年度から同委員会が始めたもの。

　第1回目となる「2012年 秋の安全週間」のテーマは、「秋のシーズン前に、改めて艇の構造や装備、安全備品などを点検し、装備や備品は乗員全員でその搭載位置や使い方を確認しておこう」という内容となっている。PWCやIRBを使用しているライフセービングクラブは、こうした機会に機材の点検を行うのもいいのではないだろうか。

　多くのライフセーバーにとって、セーリングとの直接的な係わりはあまりないかもしれない。しかし、同じ海をベースに活動するものとして、他団体のこうした活動を知っておくのも大切なことではないだろうか。

安全週間の目的
　セーラー全般に安全航行に対する思想の普及・浸透を図り、点検整備を習慣付けるとともに、帆走能力や荒天帆走能力あるいは落水救助などの訓練を推進することにより、海難事故防止の徹底を図ることを目的とする。
期間：2012年9月1日（土）〜9日（日）

公益財団法人 日本セーリング連盟(JSAF)
http://www.jsaf.or.jp/