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お台場ビーチスポーツフェスティバル20152015/05/13

ODAIBA Beach Sports Festival 2015

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レスキューアスリート
大都会の真ん中に集結!


ゴールデンウィーク期間中の5月3〜5日、レインボーブリッジを望む東京港区のお台場海浜公園にて、日本ビーチ文化振興協会主催の「お台場ビーチスポーツフェスティバル(OBSF)2015」が開催された。

多くの人にビーチスポーツの魅力を知ってもらい、日本での「アジアビーチゲームス」開催に繋げようというこのイベントに、トップライフセーバーたちも参加した。


文・写真=LSweb編集室





都会の海辺で
ビーチスポーツの魅力を体験


LSweb こどもの日の5月5日、観光客で賑わうお台場海浜公園の一角にライフセーバーたちが次々と集まってきた。

 夏前なのにすでに日焼けし、ボードやサーフスキーを軽々と運ぶ姿に観客たちの注目が集まっていた。

 毎年、ゴールデンウィーク期間にお台場で開催されるOBSFは、ビーチバレーをはじめとするさまざまなビーチスポーツを観戦し、また体験もしてもらおうという人気の野外イベントだ。期間中の観客数は延べ約6万人にもなる。

 このイベントで毎回行われているのが、ライフセービング競技の中で抜群の認知度を誇るビーチフラッグス。エキジビションレースではその速さと迫力にどよめきがあがり、体験会では大人も子どもも大いに盛りあがる人気種目だ。

 さらに今年からは、オーシャンマン/オーシャンウーマンのエキジビションレースも加わることになった。エントリーしたのは、全日本の決勝と言っても差し支えない猛者ばかり。

 さて、大都会の海を舞台にどんなレースが行われたのだろうか? 
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インはレインボーブリッジ
アウトはフジテレビを目指せ!?


LSweb お台場という立地条件から、スイムなしで行われることになった今回のオーシャンマン/オーシャンウーマンレース。湖のようなフラットコンディションの中、ボード→スキーでの接近戦が繰り広げられた。

 先にスタートしたのはオーシャンウーマン。
 招待選手4人を含む7人がボードを掴み、一斉に海へ。まず飛び出したのは、ボードが得意な西浜SLSCの上村真央選手。その後ろを招待選手の三井結里花選手(九十九里LSC)と高橋志穂選手(柏崎LSC)が追う展開となった。

 変則コースをM字に周回すると、続いてスキーへ。このトランジットで高橋選手がトップになると、そのまま必死の形相で三角コースを二周し、リードを保ったままフィニッシュへと駆け込んだ。
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 「インの地形が地元の柏崎とそっくりで、ボードのスタートが上手くできたのが良かったです。でもスキーの時は、いつ追いつかれるかとヒヤヒヤしました」と高橋選手。

 インの時はレインボーブリッジを、アウトの時はフジテレビ社屋を正面に見るお台場ならではのコースだったが、接戦のレース中はそんな風景を楽しむ余裕はなかったそうだ。

LSweb 続いてオーシャンマンがスタート。招待選手5人を含む16人がボードを掴んで猛然とダッシュすると、その迫力に、ビーチバレー元日本代表でイベントナビゲーターを務める朝日健太郎ビーチ文化振興協会理事長も、思わず驚きの声を上げていた。

 大混戦のボードで頭一つ抜けたのは、招待選手の上野 凌選手(西浜SLSC)と、波崎SLSCの葺本康隆選手。そのすぐ後ろに、14人の大集団が迫る。

 オーシャンマンでも、ボードからスキーへのトランジットでトップが入れ替わり、ここからは湯河原LSCの西山 俊選手、東京消防庁LSCの落合慶二選手、下田LSCの菅沼寛也選手の3人が集団を引っ張る展開となった。
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 3人の並走は最後まで続き、最終ブイの回航位置は内側から落合選手、西山選手、菅沼選手というポジション。パドルや艇体の接触音が聞こえるほどのデッドヒートから抜け出し、このレースを制したのは西山選手だった。
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 「大勢の観客に見てもらえるのはやり甲斐があるので、機会があればぜひまた次も出場したいです」と笑顔の西山選手。もっともこちらも景色を楽しむ余裕はなかったようだ。

ビーチバレーにビーチ相撲
ライフセーバーたちもイベントを満喫


LSweb オーシャンマン/オーシャンウーマン同様、観客の目を釘付けにしたのがビーチフラッグスだ。

 予選を勝ち抜いた男女各8人による決勝レースが始まると、スタートダッシュ、フラッグを巡っての一瞬の駆け引き、そして巻き上がる砂の一つ一つに息をのむ。

 女子の優勝決定戦は、招待選手の川崎汐美選手(新島LSC)と、西伊豆LSCの藤野智秋選手。日本女子体育大学の先輩後輩対決は、先輩の川崎選手に軍配が上がった。
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 「今年は就活の年。このイベントで優勝できたので、就活も気合いを入れてできそうです」と川崎選手。その調子で就活でもがっちり希望の進路を掴んでほしい。

 男子はベスト3に招待選手3人が残る白熱した展開に。
 全日本並みの真剣勝負の中、小田切伸矢選手(西浜SLSC)がまず脱落すると、ベテランの植木将人選手(西浜SLSC)と大学生の堀江星冴選手(勝浦LSC)での頂上対決となった。
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 切れの良いスタートでフラッグを手にしたのは、堀江選手。ポーカーフェイスの彼だが、植木選手に手を掲げられ、はにかんだ笑顔を見せた。

 午後からはジュニアライフセービング教室も開催され、多くのちびっ子たちが水辺で安全に遊ぶ知識を身につけ、ビーチフラッグス体験ではおもいっきりお台場のビーチを走り回っていた。
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 指導したのは現役のライフセーバーたち。またSUP体験会場などでの安全パトロールを担ったのも、現役のライフセーバーたちだ。

 一方、いろいろなビーチスポーツを体験した楽しむライフセーバーも多く、元力士に挑戦できるビーチ相撲は特に人気だった。
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 レースにビーチスポーツ体験に、東京の海辺をおもいっきり満喫したライフセーバーたちであった。
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