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西浜SLSC
恒例のオーシャンクリーンを実施
2014/04/25

Ocean clean-up@ENOSHIMA

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湘南を代表するアイコンのひとつ“江の島”。観光客も多く訪れるこの島の西側には、徒歩でのアプローチがほぼ不可能な場所がある。

4月20日、その磯に突然、ゴミ袋を手にした大勢の人が出現した。

むむっ、何者か? 実は彼ら、西浜サーフライフセービングクラブの「オーシャンクリーン隊」なのである。



文・写真=LSweb編集室





江の島の磯で大量のゴミを回収!

LSweb 神奈川県藤沢市の片瀬西浜を拠点とする西浜SLSCは、活動の一環として長年、片瀬西浜を中心にビーチクリーンを行っている。2000年以降は、毎月第2日曜日の午前中に定期開催しており、クラブメンバーだけでなく地域の人々も参加する恒例の行事となった。

 ビーチクリーンと同様、同クラブが定期的に実施しているのが、海からしかアクセスできない江の島の西側に位置する磯でゴミ拾いをする、オーシャンクリーンである。

 「江の島の西浦と岩屋の中間にある磯は、ちょうど吹きだまりになっていて、かなりのゴミが溜まる場所です。しかし、歩いて行くことができない所なので、プラスチックゴミなどがそのまま放置されています。そこで、ボードやIRB、サーフボートなどを持つクラブの特徴を活かし、海からアクセスしてクリーンアップしようと始めたのが“オーシャンクリーン”というわけです」
 こう話してくれたのは、同クラブで環境イベント事業の委員長を務める高木渓太さんだ。

 西浜SLSCのオーシャンクリーンは、1年で最も干満の差が大きい春と秋の大潮の時期を見計らって、年2回行われている。
 
 この日はジュニアメンバーも含めた総勢約40人がニッパーボード、ボード、サーフボート、IRBで西浜を出発。約2時間、現地で一気呵成にゴミを拾った。回収したゴミの量は、ゴミ袋約70袋、袋に入りきらない大型の発砲スチロールなども回収し、地元自治体へと引き渡したのだった。
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 オーシャンクリーン当日は3月並の気温で震えるコンディション。それでもジュニアから社会人まで、手慣れた様子でペットボトルや発砲スチロール、レジ袋、流れ着いたプラスチック製品などをどんどん拾っていた。さすが、毎月、ビーチクリーンを実施しているだけある。

 そして何より、参加したライフセーバーたちが時に冗談を言い合い、時に今夏のパトロールについてのアイディアをぶつけ合いながら、イキイキとゴミ拾いをしている姿が清々しかった。もちろん、磯が見違えるほどきれいになったのは言うまでもない。
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 2012年にクラブ創設50周年を迎えた西浜SLSC。

 パトロール活動やジュニア活動はもちろん、こうした地元での地道な活動の積み重ねが、日本のリーディングライフセービングクラブの屋台骨を支えているのだろう。オーシャンクリーンが終われば、海水浴シーズンはすぐそこ。間もなく、西浜SLSCにとって52回目の夏が始まる……!
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皆さ〜ん、お疲れ様でした!












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