大人も子どもも、男性も女性も、エキスパートもビギナーも、誰もが楽しめるイベントとしてすっかり定着した「OCEAN+FESTA TATEYAMA」が、今年も千葉県館山市の北条海岸で開催された。
爽やかに晴れ上がった初日は一般の部、少し肌寒い天気となった二日目はエリートの部が行われ、今年も豪華賞品をかけた熱くて楽しいバトルが繰り広げられたのだった。
当日の模様を、館山サーフクラブの佐藤和伯さんのレポートでお届けしよう。(LSweb編集室)
文・写真=佐藤和伯(館山SC)
30チームが参加した、アウトリガーカヌー
去る6月20、21日、千葉県館山市北条海岸にて「OCEAN+FEST TATEYAMA」が大盛況のなか幕を閉じた。
今年9回目を迎え、年々盛り上がりを見せているこのイベントには、2日間で700人を超える参加者が集まってくれた。
イベント内容は大きく分けて以下の3つ。
・キッズプログラム(体験会&ファンレース)
・一般レース
・エリートチームレース
この中で最近大人気なのがキッズプログラムだ。
数年前から、子どもたちにチャレンジの場を提供しているNPO法人「キッズ・セーバー」とコラボレーションすることで、年々、参加者が増え規模が拡大している。
キッズプログラムでは、ライフセービング体験会を行い、その後にレースを行うのだが、はじめは「砂がつくのが嫌」とか、「水がしょっぱいから海に入りたくない」など話しをしていた子どもたちが、5分も経つと環境に慣れ、笑顔で楽しんでくれる。子どもたちは、やっぱり遊びの天才だと感じる瞬間だ。
一般レースも近年、参加者が右肩上がり。特に盛り上がりを見せているのがアウトリガーカヌーだ(今イベントでは4人乗りを使用)。
アウトリガーカヌーは初心者でも簡単に乗れるが、実は非常に奥が深く、漕ぎ手の息がピッタリ合わないと進まない、チームワークが鍵を握る競技である。
今年は過去最高の30チーム以上がエントリー。
その頂点に立ったのは「チーム豊田組」で、二連覇を達成した。豊田組のメンバーは、ドラゴンボートレースなどで日本一を経験しているパドルのスペシャリスト。息の合ったさすがの漕ぎを見せて優勝を果たした。
そして2位に入ったのが、館山SCのジュニアママたち!
ママというから、当然パドラーは全員女性で、数年前から練習を重ねての快挙は本当にすごかった。対象的な2チームが優勝、準優勝というのもこの競技の魅力である。
他にも現役力士の大岩戸関が参加したビーチ相撲や、ビーチ綱引き、SUPなど盛り沢山のプログラムで、各レースそれぞれで熱いドラマが生まれた。
Team za+costes優勝!
2日目はエリートチームレースの「OCEAN+Z9」を開催。
これは、4人1チーム(男3人女1人)でオリジナル種目を含めた5レースを戦い、総合優勝を決めるチームレースだ。
参加チームの顔ぶれは、大学カヌー日本代表、ライフセービング日本代表、スイムのスペシャリスト集団など、実力派揃いのトップアスリートばかり。その中で頂点に立ったのは、三井結里花選手、西山 俊選手、久保亮介選手、そして飯沼誠司選手がチームを組んだ「za+costes」だった!
優勝チームには、特別協賛のフランシストモークス様からチーム全員へのハワイチケットをはじめとした豪華賞品、さらには館山知事杯が贈られた。
2日目にはキッズレースも行われ、大人顔負けの白熱したレースが繰り広げられた。
キッズレースでは、子どもたちだけでなく保護者も含め会場全体が一つになるような、感動的なシーンをいくつも目にすることができた。
イベントを重ねるごとに人との繋がりができ、笑顔の輪が広がることを実感するOCEAN+FEST TATEYAMA。
いつも多大なるご支援を頂いている、館山市役所、協賛会社、ボランティアスタッフ皆様、本当にありがとうございます。
来年は10周年記念イベントとなるので、更に多くの方に館山を訪れてもらい、楽しんでもらえるようにパワーアップしますので、ご期待ください (^^)
関係した全ての皆様に感謝です、ありがとうございました\(^o^)/。。。