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青山学院大学がオープン参加
今年も開催! 六大学対抗LS大会
2016/02/13

東京都杉並区・明治大学和泉校舎総合体育館プール 2016.1.31

ラインスロー最下位
明治大学LSCの声賭けにより始まった「六大学対抗ライフセービング大会」が、今年も春休み直前!?(スタート直後!?)の1月31日に開催された。

今年で4回目をとなるこの大会は、企画から運営、会場手配、スポンサー探しまで、すべて大学生だけで行われる自主競技会だ。

学生パワーがはじけた大会の様子を、早稲田大学LSCの小田眞木子さんにレポートしてもらった。(LSweb編集室)


文=小田眞木子(早稲田大学LSC)
写真=六大学対抗戦実行委員会





短水路で開催する大会は
オリジナル種目も満載!


LSweb 2016年1月31日、「第4回六大学対抗ライフセービング大会」が明治大学和泉総合体育館プールにて行われた。

 今年で4回目を数えるこの大会では、従来の東京六大学に加えて青山学院大学がオープン参加として出場。当日は参加人数も昨年、一昨年よりも増え、より一層大きな試合となった。

 選手宣誓は法政大学LSCの小松海登選手。
 1年生にして、実力もユーモアもあふれる期待の選手で、六大学対抗戦らしいジョークの効いた宣誓によって、選手たちの士気を高めまてくれた。

 六大学対抗戦は使用するプールが短水路ということもあり、様々なアレンジを加えた独自の種目が存在する。
 
 例えば「200メートルMARUHASHIメドレー」は25メートルの潜水→50メートルの自由形→25メートルマネキンキャリーといった具合だ。
 男女が同じヒートのレースや、大学混合のリレーチームが組まれるのも六大学対抗戦の大きな特徴で、どの種目も大いに盛り上がった。

 大会の最後には出場者全員でのファンレースも行われ、会場は大学の垣根を超えた一体感に包まれた。

 各大学間の交流は、救助能力の向上と共に六大学対抗戦の大きな柱の一つ。規模の小さな大会だからこそできる、この雰囲気を気に入っている人も大勢いるのが特徴だ。


慶應義塾大学、躍進
参加三人で総合3位に


ファンレース* 六大学対抗戦の出場メンバーには、全国大会で活躍する選手も多くいる。ヒートの中には昨年のインカレ入賞者が一堂に揃う場面もあり、楽しいだけでなくレベルの高さも大会を盛り上げた。

 そんな中、今大会の優勝は早稲田大学LSC、準優勝は法政大学LSC。
 リレー種目も早稲田と法政が選手層の厚さを見せつけた。3位になったのは早稲田、法政には人数で劣る、慶応義塾大学LSC。なんとたったの3人で3位という華々しい結果を手にした。

 慶應義塾大学LSCは今回が初めての参加。同クラブ代表の上野 凌選手に感想を聞いた。

「慶應からは3人が参加しましたが、全員が初めてのエントリーでした。オフシーズン中に、レース数も多く、経験も積める今回の大会は、メンバーにとってとても良い刺激となりました。
 またレースやリレーを通じて、他大学との交流を図ることができました。今後も協力してライフセービングを盛り上げることができたら良いと思います。来年以降も継続して参加し、さらに良い成績が残せるようにメンバー全員で頑張っていこうと思います。大会関係者、協賛各社のみなさんありがとうございました」

LSweb また今大会にオープン参加し、共に大会を盛り上げてくれた青山学院大学の白鳥紗貴選手からの感想も紹介したい。

「今回ご縁があり、急遽、六大学対抗戦にゲスト参加させていただきました。楽しい大会だ、ということは聞いていましたが、青学は六大学外ということもあり、緊張せずにはいられませんでした。
 しかし当日は、想像以上の楽しさ、そして六大学の皆さんの優しさに、終始笑顔で終えることができました。ライフセービングという分野において、他大学との密な交流は長所の一つであると思います。六大学対抗戦のようなお互い高めあっていけるような楽しい場が他にも広がっていけたらいいな、と思った1日でした。ありがとうございました」

大会成功の影に
実行委員の奮闘あり


 初参加の大学にも楽しんでもらうことができ、実行委員たちも満足のいく大会だった。

 今回運営に携わった実行委員は6つの大学から8人。協賛取り付けを行った明治大学の工藤綾乃は、

「今回は毎回お世話になっていた株式会社TKS(旧川崎スポーツサービス)様に加えて、GRANDE様からも協賛品を提供していただきました。ミスのないように、大学と企業との架け橋として責任を感じながらも、ご厚意が嬉しく、担当者冥利に尽きました。
 大会は協賛品があるからこそ盛り上がると思うので、自分の経験や反省を来年度の後輩にも引き継いでいきたいです」
 と初めての六大学対抗戦で任された実行委員の仕事を全うした。

 また最も大変な仕事、スケジュールの管理一切を行ったのが法政大学の宮 奏子。

「この大会では、事前準備から、当日の運営まで全て学生で行わなければならない為、とても苦労しました。タイムスケジュールの作成や、ヒート表の組み合わせ、大会の仕事のシフト作りなども自分たちで作るため、前々から準備を重ねて進めていきました。
 また、マネキンやチューブといった器材も各大学が協力して持ち寄ることで運営できました。当日のタイム計測やマネキンの設置などは、出場する選手で回していったり、泳ぎ終わった選手がそのまま使ったマネキンを設置したりと、ハードな面もありました。
 しかし、こうして自分たちで運営する大変さを知った事で、普段の大会では、いかに多くの人の協力で成り立っているかが実感できたのではないかと思います」
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 大会の運営を含め自分たちで作り上げていく六大学対抗戦を通して、ライフセービング活動が様々な人の仕事で成り立っていることを痛感させられる。その経験を、今後もライフセービングに様々な形で精進していくきっかけになれば嬉しく思う。

 来年度の大会で再び熱い勝負が繰り広げられるのが楽しみだ。

 最後になりますが、開催にあたり場所を提供して頂いた明治大学、協賛の株式会社TKS様、GRANDE様、また大会設立にご尽力いただいた各大学OB並びに明治大学監督、そのほか関係諸機関に心よりお礼申し上げます。

 今後も六大学対抗ライフセービング大会をよろしくお願いします。









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