Competitions

今年は館山で開催!
第15回千葉県ライフセービング競技会
2017/11/21

千葉県館山市・北条海岸 2017.10.15

千葉県内に活動拠点を持つライフセービングクラブが一堂に集い、競技会を通して親睦を深める年に一度のファンイベント「房総カップ」が、去る10月15日に館山市の北条海岸で開催された。

記念すべき15回目の大会レポートが、ホストクラブ・館山サーフライフセービングクラブの深水 雄さんから届いたので紹介しよう。(LSweb編集室)

文=深水 雄、写真=館山SLSC




房総カップは“暴走”カップ!?

 10月7、8日に全日本ライフセービング選手権が終わり、年内最後の海大会が終了かと思いきや、千葉県のライフセーバーは違った。毎年恒例、全日本の次週に行われる「千葉県ライフセービング競技会(房総カップ)」に出場するからだ。

 2003年から開催され、今大会で開催15回目を迎えるこの大会。初めてオーシャンマンレースに出場してみたり、ビーチに専念している人がサーフレースをしたり等、普段出場しない種目に挑戦する選手も多く、(良い意味で)緊張感のなくわいわい楽しめる大会である。

 オフィシャルもかぼちゃのコスプレをしたり等、自由で何でもあり(笑)の大会のため、一部では「暴走カップ」と呼ばれることもある。一年生はフレッシュマンとして、四年生は学生最後の締めくくりとして、それぞれの目的がありこの大会を毎年楽しんでいる。

 開催場所、ホストクラブが毎年変わり、今年度は館山サーフライフセービングクラブ主催により、ホームビーチである北条海岸で大会が行われた。今年の開会式には金丸謙一館山市長にご臨席いただき、館山サーフライフセービングクラブ所属 斉藤敦(明星大学1年)によるヨーヨーのパフォーマンスがあり、競技開始前から盛大な盛り上がりを見せた。

 当日は小雨が降り、気温も10月とは思えないほど寒く良いコンデションではなかったが、それを忘れるくらい選手の笑顔が絶えなかった。

 また熱々のお汁粉を準備したり、会場前「SEA DAYS」では温水シャワー(有料)、市内温泉施設「里見の湯」にはディズカウント価格により入浴できる体制を整えるなど、冷えた体を温められるような工夫も好評だったと思う。


中学生と社会人がチームで出場!!

 競技において、ジュニア部門は毎年行われているが、今年は中学生がフレッシュマンボード、タップリンリレーにも出場可能となり、タップリンリレーにおいては中学生と社会人で組むチームも見られた。普段めったに見られないレースを見ることができ、観客も熱戦の数々に声援を送ってくれた。

 幅広い年齢層から出場し、楽しむことができるのも、この大会の魅力でもある。

















 競技結果は、ホームビーチである館山&南千倉チームがそれぞれ総合優勝、準優勝をおさめた。どのチームよりも北条海岸の地形やコンデションを把握しており、ホームビーチのプライドを堅守すべく、練習成果を発揮することができた。

 なかでもサーフクラブのベテラン堀部雄大選手は、一般ボードレース、オーシャンマンレースにおいて二冠を達成した。レース後に「ホームビーチで開催されているから、負けるわけにはいかないでしょ」と語っていた。

 来年度は九十九里ライフセービングクラブがホストとして運営することに決定。今後も終始笑顔でいられる大会であり、千葉県ライフセーバー全員でこの活動を盛り上げていきたい。

■競技結果:総合 第1位 館山・第2位 千倉・第3位 成東
■参加者数:339人/大人(中学生含め)292人・ジュニア 37人・マスターズのみ 10人
■成績表はこちら
大会公式サイト










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