パトロールシーズン直前
遠州灘の洗礼を受けたライフセーバーたち
文・写真=LSweb編集室
5月26日に神奈川県三浦市の三浦海岸にて開催された、第15回 神奈川県ライフセービング選手権大会。昨日(5月30日)、主催者である神奈川県ライフセービング連盟より、総合成績に変更が生じた旨が発表された。
当初、西浜SLSCと伝えられた総合優勝だが、再集計の結果、湯河原LSCが総合優勝であることが分かった。正式な順位は、優勝:湯河原LSC、2位:西浜SLSC、そして3位:湘南ひらつかLSCである。
※詳細は神奈川県ライフセービング連盟のホームページ(http://www.lifesaving.ne.jp/)に発表されているので、そちらをご覧いただきたい。
今大会では総合成績の集計時、同じクラブから複数の競技者が入賞した場合に、最上位者の得点のみを加算するブロッキングシステムが採用された。個人種目、団体種目ともに1位は8点、2位は7点、以下、順位が下がるごとに1点ずつ点数が下がり、8位は1点が得点される。
また、今年から県内クラブの繋がりをより強化し、ライフセービング活動に対する地元の理解と協力を促進する大会、という位置づけを明確にするため、総合成績は神奈川県内のクラブのみで集計されることとなった。つまり、例えば県外クラブの選手が1位と3位に入賞した場合は、2位の県内選手に7点、4位の県内選手に5点と、歯抜け状にポイントが加算されるということだ。
この時期、週末に大会が連続して行われていたうえ、前回までとは違う集計システムや、エントリー方法の刷新などが重なり、運営側にも非常に大きな負担がかかっていた。残念ながら総合順位が入れ替わることとなってしまったが、それぞれが全力を尽くして行った結果のこと。お互いを尊重し合い、今後一層みんなで協力してよりよい大会を目指していく契機となれば、ライフセービングイベントがもっと盛り上がっていくことだろう。
誰もが一様に熱意をもってライフセービングに取り組んでいる中で、はからずも起こってしまったが、改善の余地があるということは、発展の余地も大いにあるということだ。特に地域と密接に関わる地方大会や地域イベントはライフセービング界にとって非常に重要である。
同時開催されたジュニア競技会には106人の小中学生が参加した。あとに続くジュニア世代のためにも、今後の取り組みに注視し、こうした大会が末永く成長、継続していくよう願ってやまない。
第15回 神奈川県ライフセービング選手権大会 総合成績
1位:湯河原ライフセービングクラブ 35ポイント
2位:西浜サーフライフセービングクラブ 33ポイント
3位:湘南ひらつかライフセービングクラブ 24ポイント
4位:横浜海の公園ライフセービングクラブ 7ポイント
5位:鎌倉ライフガード 4ポイント
6位:大磯ライフセービングクラブ 3ポイント
東京湾を舞台に
シーズン初のサーフ競技会、開催
5月26日、神奈川県三浦市の三浦海岸にて「第15回 神奈川県ライフセービング選手権大会」が開催された。
今年初となる海でのレースは、今週末に行われる、全日本種目別ライフセービング選手権大会に向けた、良い腕試しとなったようだ。
文・写真=LSweb編集室
日体大LSC、王座奪還!
早大LSCが史上初の準優勝
第26回目全日本LSプール競技選手権大会は、日本体育大学LSCが王座に返り咲き幕を閉じた。
1年ぶりに理事長杯を贈られた宮崎翔平日体大LSC主将は、
「プールインカレで悔しい思いをしたので、とにかく基本を見直し、失格をゼロにするという目標かかげて練習しました。まだ完璧ではありませんが、成果は出たと思います」
と笑顔を見せ、本城里華副主将は、
「今年は“団結”をキーワードに、競技に出る選手も、応援する部員も一生懸命がんばりました。夏に向けて、そしてインカレに向けてますますがんばります!」と次なる目標を掲げた。
若手の活躍、ベテラン勢の踏ん張りを、記録とともに見ていこう。
2013.5-18-19 神奈川県・横浜国際プール
文・写真=LSweb編集室
レスキュー技術を競うSERC
優勝は大学3、4年生で挑んだ大竹SLSC
26回目を迎えた全日本LSプール競技選手権大会が、5月18〜19日の2日間、神奈川県の横浜国際プールで開催された。今大会には48クラブ、623人がエントリーし、各競技で熱い戦いが繰り広げられた。
室内プールで行われる白熱した戦いと応援合戦に、全日本の会場は熱気ムンムンとなるのだが、一つだけ会場が静まりかえる競技がある。架空の水難事故現場で救助力を評価されるSERCだ。唯一の採点競技であるSERCについて、振り返ってみよう。
2013.5-18-19 神奈川県・横浜国際プール
文・写真=LSweb編集室
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