4回目を迎えた全日本学生ライフセービング・プール競技選手権大会が、静岡県の富士水泳場で今日と明日の2日間、開催されている。
日本一の山、富士山を仰ぎ見る会場で行われた熱戦の様子を速報でお伝えしよう。
文・写真=LSweb編集室
☆女子100mマネキンキャリー・ウィズフィン
1位:三井結里花(日本大学)1分05秒15(大会新)☆男子100mマネキンキャリー・ウィズフィン
1位:菊池 光(日本大学)55秒26☆女子100mマネキントウ・ウィズフィン
1位:名須川紗綾(文教大学)1分07秒15☆男子100mマネキントウ・ウィズフィン
1位:中野達矢(日本体育大学)59秒82(大会新)☆女子200mスーパーライフセーバー
1位:三井結里花(日本大学)2分35秒94(日本新)☆男子200mスーパーライフセーバー
1位:坂本 陸(日本体育大学)2分22秒64(日本新)☆女子100mレスキューメドレー
1位:栗真千里(日本体育大学)1分25秒11☆男子100mレスキューメドレー
1位:石川直人(神奈川大学)1分08秒76(大会新)☆女子4×50mメドレーリレー
1位:日本女子体育大学 1分54秒97☆男子4×50mメドレーリレー
1位:日本大学 1分36秒43☆女子4×25mマネキンリレー
1位:東海大学湘南校舎 1分39秒23☆男子4×25mマネキンリレー
1位:拓殖大学 1分20秒84
2年に一度開催されるライフセービングの世界大会「Rescue 2012」のナショナルチーム部門が、5日間にわたる日程をすべて終了し閉幕した。
大会5日目となる最終日は、昨日に引き続きグレネルグビーチでオーシャン競技が行われ、最後の最後まで参加国による激しいバトルが繰り広げられた。
オーシャン競技2日目に行われたのは、男子サーフレース、男子ボードレース、女子サーフスキー、そして男女のビーチフラッグス、オーシャンマン/ウーマン、オーシャンマン/ウーマンリレー。
オーシャン競技初日で、プール競技終了時点から一つ順位を落としてしまった日本A代表は、挽回を目指して最終日に挑み、メダルラッシュの沸く日本B代表も、さらなる飛躍を求めて最後の力を出し切った。
日本期待のビーチフラッグスでは、オープンクラスにこの種目の第一人者である植木将人選手が登場した。実は今回の日本A代表は、ケガのため女子メンバーの入れ替わりがあり、ビーチ種目を得意とする選手は男女合わせて彼一人という構成。また、参加国の間でも「日本はビーチフラッグスが強い」という認識が共通しており、植木選手は大会開始前からマークされる存在だった。
さらに、今回は伏兵の存在があった。初参加のイランが、陸上選手を中心とした強力な布陣でビーチ種目にエントリーしてきたのだ。元々の情報が少ないということもあり、イランの選手に関しては日本だけでなく、オセアニア勢やヨーロッパ勢もノーマークだったと思う。しかし、オーシャン競技初日に行われたビーチスプリントの予選を目にして、誰もがイラン人たちのスピードに目を奪われた。
オープンクラス男子でビーチスプリント優勝、ビーチリレー優勝というセンセーショナルなデビューを飾ったイランチームの中心メンバー、Ghasemi Reza選手(ビーチスプリント優勝)は、ロンドン五輪の陸上100mで10秒31のタイムを出した選手だったのだ。
もちろんスプリントが速いからといって、必ずしもビーチフラッグスが強いとは限らない。ビーチフラッグスはテクニックも必要な競技だからだ。だが、スプリントが速い選手は、ビーチフラッグスで戦える下地があるということでもある。そして事実、オープンクラスの男子ビーチフラッグスでは、イラン人2人がB決勝まで勝ち上がり、女子は3位で表彰台に上がる活躍を見せた。
一方、男子A決勝に残ったのは、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなど、ライフセービング先進国の選手たち。そしてもちろん、植木選手の姿もあった。
植木選手は相変わらず切れのあるスタートを見せ、次々とフラッグを手にしていく。しかし決勝レース3本目で一瞬、フラッグを見失い、ランオフ(再レース)となった。ベスト5となる1本は、植木選手が圧倒。そしてベスト4を決める次ぎのレースで、1コースに位置した植木選手は2コースのオーストラリア選手と同時にダイブした。舞い上がる砂煙が落ち着いた時、フラッグを握っていたのは植木選手ではなかった。
文・写真=LSweb編集室
大会4日目からは競技会場をグレネルグビーチに移し、オーシャン競技が開始された。朝からきれいに晴れ渡ったグレネルグの町は、午前中は風もなく、海面はフラット。午後からはシーブリーズが吹き始め、徐々に波が立つコンディションとなった。
そんな中、男子はサーフスキーレース、女子はボードレースから競技がスタートした。サーフスキーレースの予選でいきなり迫力のパドリングを見せてくれたのが、ニュージーランド代表のスティーブン・ファーガソン選手。カヌー競技で五輪に出場した彼は、スタートから独走態勢で余裕のレース運びを見せた。
オーシャン競技初日にサーフスキーレースが行われたのは、男子のみ。日本A代表は長竹康介選手と西山 俊 選手が、日本B代表は坂本 陸 選手と小林 海 選手がそれぞれオープンクラス、ユースクラスに出場し決勝を駒を進めた。
プール競技最終日となる大会3日目は、100mマネキンキャリー・ウィズフィン、50mマネキンキャリー、ラインスロー、200mスーパーライフセーバー、そして4×50mメドレーリレーの5種目が行われた。
【日本代表の成績(大会3日目)】
文・写真=LSweb編集室
プール競技5種目が行われた大会2日目。会場のサウスオーストラリア・アクアティックレジャーセンターでは、午前中の予選から白熱した接戦が繰り広げられた。
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